2019.05.13
プレスリリース
新サービス「ABEJA Insight for Contact Center」をリリース
最新技術で顧客対応の飛躍的向上を目指す
株式会社ABEJAは5月13日から、コンタクトセンター向けサービス「ABEJA Insight for Contact Center」を始めます。
従来、コンタクトセンターで用いられてきた自然言語(話し言葉や書き言葉)の処理モデルでは、画一的な対応しかできず、口語ならではの文法の「揺らぎ」にはピント外れな回答をしてしまうこともありました。近年ブレークスルーをもたらした「BERT(※)」というモデルをコンタクトセンターに利用することで、膨大な文書から複雑な言語表現の学習が可能になり、違和感のほとんどないやりとりが実現できると考えられます。
ABEJAは、これらの最新の自然言語処理モデルを活用し、自社が蓄積してきたノウハウを用いて、企業のコンタクトセンターのAIによる自動的な対応レベルを飛躍的に高め、待ち時間の短縮や不要なやりとりの解消、顧客の満足度向上につなげていきます。
BERTなどの最新の自然言語処理モデルを現実的なレベルで実装する際には、学習するためのテキストデータ集である「コーパスセット」を大量に用意しなければいけない点や、コーパスセットをモデルに学習させるために膨大な時間をかけて計算しなければならない点が課題とされています。
これらの点についてABEJAは、これまで構築してきたABEJA Platform(※)で提供されているアノテーション機能や高い計算処理能力を活用し、迅速に実装できる環境を整えています。お客様はこれまで社内システムで使ってきた膨大な業務用の文章を用意するだけで、高品質なコンタクトセンター向けのAIを構築することが可能になります。
※BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)
2018年秋に Google™️ がオープンソースとして公開した自然言語の意味理解に特化したモデルの名称。
※ Google™️ は、Google LLC の商標です。
※ABEJA Platform
データの取得、蓄積、アノテーション(教師データ作り)、学習、デプロイ、推論、再学習といった事業のAI化に欠かせない工程を一貫して進めることができる自社開発のプラットフォーム。2012年から培ってきたAI実装の実績・ノウハウをプラットフォームに提供し、AIを最速・最短でビジネスに実装できる環境を構築しています。これまで150社を超える企業に導入されています。
■ ABEJAについて
「ゆたかな世界を、実装する」を企業理念に、AIを始めとする最先端のテクノロジーの活用で、産業構造の変革を追求している企業です。2012年の創業時より自社開発のディープラーニング技術を核に、AIの社会実装事業を展開。小売流通、製造、物流、インフラを始め、あらゆる 業界での一気通貫したAIの導入、活用を支援しています。2017年3月にシンガポール法人を設立、ASEANを中心としたグローバル展開も進めています。
会社名 :株式会社ABEJA
代表者 :代表取締役社長 岡田 陽介
所在地 :東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー10F
事業内容 :ディープラーニングを活用したAIの社会実装事業
URL :https://abejainc.com
《 本件に関するお問合せ 》
株式会社ABEJA 広報:一ノ宮
Tel: 03-5447-7430 Email: pr@abejainc.com